私はいろんな教材、教具をリリースしているからか
「どうやってやっているの?」
という質問がよく届きます。
その前に、立ち止まって考えてもらいたいことがあります。
「それ、既存のものでは、どうしようもできないですか?」
ということです。
実は私がレッスンで使っている教具、教材は、大抵のものがすでに世の中にあるものです。
手作りしているものは、特殊なもの。
使う人が特殊だったり、目的が特殊だったり…。
既存のものの組み合わせでうまくいくなら、そちらの方が気持ち的にも楽です。
本当に「手作り」するべきか
相談いただいたら、まずお伝えするのが「本当に手作りじゃないとだめですか?」ということ。
手作りするのって、結構大変です!
- 誰に使うのか
- どんな目的で使うのか
- どんな場面で使うのか
まず、この整理をします。
そして
- どんな形状のものがいいのか
- 何と一緒に使うのか
を設計として考えていきます。
それを
- 何で作っていくのか
- 再現可能なのか
手段も選ぶ必要があります。
この考えをまとめ、設計するだけで、数日、数週間かかるかたもいるかと思います。
そして、作ったはいいものの…
もし、想定していた反応がなかった場合は?
労力、時間をただ費やしただけになってしまいます。
なので、市販のものを組み合わせていいものが作れるのであれば、そちらの方が良い場合があります。
使いこなせていない場合がある
1つのものをみて、人が違えば、思いつくアイディアも違います。
とてもいいグッズを使っていても、使いこなせていない場合は大いにあります。
うまく既存のものを使い倒すには、解決したい問題を因数分解していくことが大切です。
- 何が分かっていないのだろう?
- 補助として、どんな活動が必要なのだろう?
- (生徒の場合)それを「今」解決するべきなのか?
などなど、しっかりと分解していくと、どんなレッスンで、どんなグッズを使えばよいかが、少しずつ見えてきます。
「問題」は「その一時」の場合が多い
そして、生徒がその問題にぶつかっているのって、ほんの一瞬。
数週間…数か月…
気がつけば、「あれ?またしっかりレッスンできているな」と成長しています。
そのたった数ヶ月のために…必要?
その数か月の間に、違う角度からのレッスンができるんじゃないかな?と思います。
結構時間も、労力もかかる教材作り。
目的を明白にして、本当に作る必要があるのか?
必ず考えてみてください。
「必要」となった際、再現の手段に迷ったら、相談会に参加いただき、いつでもご相談ください♪