ピアノの先生の選び方。いいピアノの先生とは?どんな先生?

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「ピアノの先生」って、どんな職業だと思いますか?

ピアノの先生には資格がありません。

音大を出ていなくても、ピアノ専攻で音大を出ていなくても誰でも「ピアノの先生」と言ってしまえばだれでもピアノの先生になれます。

ではそんな中でどんな先生を選ぶべきなのでしょうか?
※今回の内容は少し踏み込んだ内容になります。あくまで、私個人の考えです。

Sakiピアノ教室主宰、飯沢紗希

  • 音楽一家に生まれ、3歳からピアノ講師である母親にピアノを教わる
  • 桐朋学園大学卒業後、ピアノ教室開講
  • 我の強い子どもで、母親と猛烈な親子バトルを経験

自身の経験から、ピアノ練習における親子バトル、子どもの練習に悩む方へ、相談窓口を設けています。

ピアノ学習者、保護者のための相談窓口

目次

有名な音大を卒業してる先生≠指導力のある良い先生

これは、=になることもありますが、一概に=とは言えません。

まず、有名な良い大学を出ている先生だと、何が違うかと言うと、圧倒的に知識と経験の差があると思います。

これは、難しい曲になればなるほど重要になってきます。
音大と一括りで言っても本当に上から下までたくさんありますし、マンモス校では音大の中でもレベルにかなりバラツキがあるのは事実。

私は桐朋学園大学を卒業していますが、大学在学中に感じたのが、トップレベルの人は知識に圧倒的な違いがあると言うことでした。

知識が豊富であるというのは、理論的な事ももちろんですが、ピアノを弾く上でのテクニック、ペダルの踏み方の種類、音色の数など、ピアノを弾く上でとても大切になってくることです。

そして、トップレベルの人は個人の努力はもちろんですが、指導力のある先生からレッスンを受けてきています。
「こういう時はこういう指導が良い」と経験上分かるのです。

しかし「≠」を選んだのには理由があります。

そういう先生はレベルの高い指導は得意です。

しかし、導入期や初期の指導はまた違う指導が必要なのです。

導入期、初期のレッスンの仕方が分からないから、受け入れをしない先生もいらっしゃいます。

また、最近では「楽しく学べればいい」と考える保護者の方も多いですから、もしかしたら先生の熱量と保護者の方の熱量にギャップがある事もあるかもしれません。

演奏が上手な先生≠指導力のある良い先生

演奏がとっても上手な先生でも、指導は得意じゃないという先生もいらっしゃいます。
自分で弾くぶんにはいいんだけど、他人に教えるとなると…また話は別です。

教えるということは、相手の事を理解し、相手に寄り添って指導しなければいけません。

特に子供に教える場合は分かる言葉を選んで、分かるように…根気強く教える必要があります。
ピアノを弾く人って、これが苦手なんです。
「言葉ではなく音で」表現してきた結果でしょうか。

「こういう音色なの!」
「こう!」

と弾いて生徒が理解してくれたら御の字です。
理解してもらえない時に言葉で表現がしにくい事を相手が理解できるように説明していく必要があります。

これが難しいのです。

なので、逆を言えば自身の演奏は自信が無いけれど、これが得意な先生もいらっしゃいます。
しかし、レベルの高いレッスンは苦手…という方もいらっしゃいます。

では「良い先生」とはどんな先生?タイプ別。

結論を言ってしまえば「人によって違ってくる」と言うことです。

先生に何を求めているのかで変わってくると思います。タイプ別に見ていきます。

  • とにかく楽しくレッスンしたいと言う方
    →経歴関係なく、とにかく優しくて褒めて伸ばすタイプの先生がいいと思います。
  • ピアノを習うからには、たくさんの事を吸収して、身につけたいと言う方
    →ある程度の経歴、そして、優しいだけではなく、しっかりと生徒と向き合ってくれる先生が良いです。
  • 有名音大、芸大を目指したい方
    →しっかりした経歴のある先生にしましょう。レッスン費も安くはないはずです。保護者の方も向き合う覚悟がなければ難しいです。

楽しい、優しいだけではピアノは上手にはなりません

続けていると必ず苦しい時が来ます。
そういう時にこの先生なら任せられると言う先生にお願いしましょう。

ピアノは保護者の方の熱量も伸びるか伸びないかの鍵に。

ピアノという習い事は他の習い事と違い「レッスン以外でどれだけ頑張ったか」が大切になってきます。

レッスンだけ頑張ればいいものでは決してありません。
なので、ご家庭で保護者の方がどれだけ気にかけてあげているかでかなり変わってきてしまいます。

Sakiピアノ教室にもさまざまな環境の生徒がいます。
両親共働きの方が多く、
「中々練習に付き合ってあげられないんです。」
「自身がピアノをやっていなかったので、全然分からないんです。」
と相談される方もいます。

私は「毎日付き合えなくて構いませんので、声掛けだけでもしてあげてください。そして休日は「聴いてあげて」ください。」と伝えています。

子供にとって両親にピアノを改めて聴いてもらうこと、そして褒めてもらうことは1番嬉しいことです。

そして学年が大きくなってくると、恥ずかしくなり「緊張」してきます。
それが子供を1番伸ばす鍵になります。

ピアノは通いっぱなしでは全く伸びません。
同じところを行ったり来たり…

せっかくピアノを習うのであれば、ほんの少し気にかけてあげてください。
ほんの少しのことで、本人のやる気、成長に繋がりますよ。

選ぶ基準は「人」でも良い

先生を選ぶ基準は「人」で選んでも良いのです。

ピアノを習っているとたくさんの壁にぶつかります。

  • その時にこの先生には任せられるのか?
  • 一緒に乗り越えられるのか?
  • この先生に人生の1部を預けられるのか?

先生との信頼関係はとても大切です。

そして、自身のレベルアップに応じて先生を選ぶ基準も当然変わっていきます。

最後に

最後に私がレッスンする時に大切にしていることをお伝えさせていただきます。

私は、楽しいだけのレッスンはするつもりはありませんししていません。

なぜなら、大切な生徒にピアノの楽しさだけでなく、ピアノの難しさも感じてもらいたいからです。
そして、自分で自分の問題を見つける力、それを解決する力を身に付けてほしいのです。

生徒はいつか、私の元を卒業し、巣立っていきます。
教室を巣立った後に、何かを残してあげたい。

音楽を財産にしてあげたいと言う思いでレッスンしています。

時には生徒を思って、厳しい事もいいます。
なので、申し訳ないですが楽しいだけのレッスンは出来ません。

ピアノのレッスンを通して、人生がより豊かになるように、たくさんの事をレッスンで盛り込んでいます。
喜怒哀楽、初めての悔しさ、喜び、緊張、たくさんの経験をさせてあげたいです。

同じ熱量の保護者の方、生徒と出会えますと私も嬉しいです。

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