ピアノの練習をしていて「弾けない!」となることありますよね。
ピアノを習っていたり、練習をしていると必ず壁にぶち当たります。
「弾けない!」となることはとっても大切なことで、自分と向き合うチャンス。
そして成長のチャンスです。
何日も向き合っているのに中々弾けない。
実はとっても高い壁のように思えて、ほんのちょっとのことを見直すだけで超えられる壁であることがあります。
今回は音楽性の問題ではなく、テクニックや物理的な問題の解決策です。
(音楽的に弾くためには経験や体験も大きく関わるため、今回は除外します。)
「弾けない!」にぶつかったとき見直すべき5つの項目
この5つの項目です。
- 単に練習時間がすくない
- 指使いが適切ではない
- 手の形がわるい
- 体の使い方がわるい
- そもそも相応のテクニックがついていないため弾けない
1つずつ細かく説明していきます。
①単に練習時間がすくない
難しい音形はもちろん練習を集中的にしないと弾けるようになりません。
なので練習時間がすくないと弾けるはずがありません。
ピアノの練習は基本的には毎日、習慣にしてしていくのが大切です。
練習時間がすくなくて弾けない場合は、悩む必要もありません。
まずは一定時間しっかり向き合ってみましょう。
話はそれからです。
②指使いが適切でない
指使いが適切ではない場合は弾けない原因になります。
指使いって、プロの方があーでもない、こーでもないと考えて決められています。
「フレーズのまとまりがうまく弾けるように」だったり
「手の形にあわせて弾きやすいように」だったり
まずは楽譜に書かれている指使いは忠実に守ってみましょう。
楽譜に書かれている指使いをつかったときに弾きにくい場合、自分に合う指使いをかんがえていきます。
その場合も自分で勝手に決めずに一度先生に相談してください。
③手の形がわるい
これも大きな問題です。
中身はとっても細かい内容がありますが、手の形が悪いと弾けるものも弾けません。
例えば
- フレーズの中に黒鍵が出てくるのに鍵盤のはしの方を弾いている
- 手が小さくてぎりぎり届かないのに、上からとっている
- 親指がつっぱっている
- 指が伸びてる
- 手首が上がっている、下がっている
- 最短距離で鍵盤を押さえられるように準備が出来ていない
などなど…
書きだせるだけでこれだけの問題があります。
手の形の基本は無駄なく、楽に弾けるかです。
④体の使い方がわるい
手の使い方と同様に細かいことが大きな問題になってきます。
これ、絶対弾けないよ…という体の使い方をしている人もいます。
ピアノの幅って約150cmです。
子供が精いっぱい手を伸ばしてギリギリ届くか届かないか、そんな大きさです。
なので体の使いかたを間違えると弾けない問題にぶつかります。
例えばアルペジオやスケールを弾くとき、体の重心はちゃんと動かしていますか?
手から肘の角度、肘から肩の角度が物理的に無理がある状態では絶対に弾けません。
これが弾ける体勢かどうかを見るには、指先がしっかり前に向いているかどうかです。
もし、指先が横に向いていたり、親指や小指が鍵盤から落ちていたりしていたら、一度見直してみましょう。
⑤そもそも相応のテクニックがついていないため弾けない
以上の項目を見直してみて、一定の練習時間をソコにさいたのに弾けない場合はレベル相応でない場合があります。
そもそも選曲が難しすぎる、テクニックが追いついていない、それが挙げられますので、割り切って弾くか、たくさんの時間を使ってテクニックから習得してしまうかのどちらかになります。
どんな場合でも、弾けない箇所は先生に相談がベスト
どうしても弾けない場所があった時、まずは先生に相談してみましょう。
単なる練習不足ではない場合、きっと先生も気づいていて、多くの経験からベストな方法を導き出してくれるはずです。
ほんの少しの差が大きな差になっています。
先生から見たら、それが狙いでその曲を選んでいるかもしれません。
今回のこの5つの項目は物理的に弾けなくしてしまっている項目です。
先にあげたように、音楽性のことだったり、メンタルのことだったりはまた別の話になります。
是非「弾けない」に遭遇した場合、見直してみてください。
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