ピアノのレッスンで「指先でしっかりつかんでね」と言われたことありませんか?
この感覚ってとても大切なのに、中々分からないんです。
私がレッスンしているSakiピアノ教室でも、色んな説明、教具を使ってこの感覚を理解してもらいます。
つかむ感覚が分かると
- 音がばらけない(まとまる、コントロールできる)
- 和音が締まる
- 空間に飛ぶ音を作れる
- 重厚感のある音が出る
など、指先のコントロールが出来るようになるので、音色の幅が広がります。
色んなアプローチがあるのですが、今回は子供が楽しく取り組める折り紙や身近なものを使った方法をご紹介します。
折り紙でカエルを作って飛ばそう
折り紙でカエルを作ってみましょう。
すこし小さめの折り紙で作ることをおすすめします。
紙が重なり、飛ばすときに良い弾力が生まれます。
※カエルの作り方は省略しますので調べてみてください。
このカエルを飛ばす時、指先でがっちりカエルをつかんで(少し手前に引っ張って)ピョンっと飛ばしますよね。
カエルの遊び方です。(すみません、娘の声入りです。)
- 指を置くポイントを決める
- 指先に圧をかける
- カエルをつかむ
- 手前に引いて飛ばす
その一連の流れをそのままピアノに応用します。
レッスン中に門下生と試すと、やはり先生である私が一番遠くに飛びました。
ただはじくだけではなく、圧をかけながらはじくと遠くに飛ぶんです。
指先に圧をかけるという動作が、ピアノを弾く時にとても大切な要素になります。
他でも代用できるもの
他でも同じ動作で遊べるものがあります。
レッスン室にもおうちにも必ずあるものを使います。
それは鉛筆です。
6角形のものではなく、丸のものを使います。
鉛筆での遊び方
鉛筆で遊ぶ時も同じ動きをします。
- 指先をおくポイントを決める
- 指先に圧をかける
- グッと指先でつかむ
- はじく
この遊びは圧が大きいと鉛筆がくるくる回るようでした。
こちらの動画では100均で購入できるマスコットもご紹介しています。
難しい感覚こそ、遊びの中で身に付ける
ピアノを弾いていると、いろいろな体の使い方をします。
体のことが分かっていない内は難しい内容も多くあります。
しかし、日常生活の中では自然に使っている動きの事が多いです。
- どの動きが必要なのか?
- その動きはどんな動きをしているのか?
- その動きがどんな効果があるのか?
を気付く必要があります。
気付けるまで様々なアプローチが必要です。
小学校の高学年くらいになると説明だけで分かる子もいます。
まだ小さいうちはまずはその動きを体験してみる。
ピアノでいきなり体験するのは難しいです。
(「鍵盤が下がる」というのが、不必要な力を使ってしまいます。)
日常の動きをいかにピアノに取り入れていくか。
日ごろの動きに注目して、遊びをうまく取り入れてみてくださいね♪
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