自身の反省から…未就学児のレッスンに親子のスキンシップをたくさん取り入れるワケ

八王子市Sakiピアノ教室、飯沢です。

当教室で展開している未就学児コースは

• 生後6カ月からの音感リトミック
• 2歳からのプレピアノつむぎコース

の2つがあります。

2つのレッスンはきちんとカリキュラムを作っており、ご自宅でも取り組みやすいレッスンを行っています。

この2つのレッスンには、ピアノレッスンにはない側面があります。

それは親子のかかわりがかなりあるということです。

少し具体的にお話ししていきます。

親子のスキンシップが子どもにもたらす影響

親子でのスキンシップを行うことで、子どもたちにはどのような影響があるのでしょうか？

子どもが一番安心して自分を出せて、信頼しているご両親。

スキンシップを行うことで、子どもの心と体の成長に大きな影響を与えます。

安心感と信頼感を育てる

お父さん、お母さんと手をつないだり、抱っこされたり…

そうすることで、子どもは「自分は大切にされている」と感じます。

自分が一番大好きな人。安心する人。信頼している人。

そのお父さん、お母さんに、自分は大切にされていると感じることができると、幸福感にもつながり、自己肯定感も上がっていきます。

心の土台＝「安心感」と「信頼感」を育て、のびのびと表現できる子どもに成長していくための支えとなります。

脳と体の発達をうながす

スキンシップと通して、触れる、揺れる、動くという刺激を与えることができます。

このことによって、脳の神経のつながりを活性化させ、運動機能や感覚、リズム感の発達にもつながります。

リズムに合わせて手をたたいたり、歩いたり、ジャンプしたりする動きは、全身の筋肉をバランスよく使う動きになります。

こういった動きは、体の発達をうながすだけではなく、リズム感や拍感を感じる力が自然と生まれていきます。

また、音の高低や速さの変化に合わせて動くことで、聴く力や集中力も育ちます。

例えばゆっくりした音楽に合わせて体を揺らす、はやい動きに合わせて走るなど、音を「感じて」「動きに変える」体験は脳にとっても良い刺激になります。

その体験をスキンシップを通すことで子どもにとってより深く理解することにつながり、心地の良い体験になります。

コミュニケーション力の基礎となる

言葉がまだうまく話せない小さなお子さまにとって、コミュニケーションをとることは簡単なものではありません。

しかし、親子のスキンシップを通して、

• 表情
• 声のトーン
• 動き

などから愛情や気持ちを受けとっています。

ご両親が、楽しそうに参加しているだけで、子どもは興味関心を持ちます。

はじめはドキドキする、初めての場所、初めての人にも、ご両親がニコニコ笑顔でいるだけで、「ここは安全な場所なんだ」と安心することができます。

「まだ何もできないんだけど…」という時期だからこそ、親子のスキンシップに目を向け、子どもが安心して過ごせることが大切です。

こうした体験が、やがて豊かなコミュニケーション力の土台となります。

音楽は親子の心をやさしくつなげてくれる魔法のようなもの

実は…私は少し、子育てで後悔していることがあります。

それは、もっと幼児期の時間を大切に過ごせばよかった。ということ。

こういうお仕事をしているので、幼児期のかかわり方はわかっていたつもりでした。

でも、生後2か月から仕事復帰し、頼れる人も、頼れるところもなく、毎日過ごすことに一生懸命でした。

今思えば、あの時は大変だったんだけど…もっと、時間を取ってあげればよかったな、と後悔しています。

仕事はたしかに大切だし、やりがいがあったけれど、子どもの幼児期は今しかないんですよね。

まだ母になって約6年の新米ママですが、すでにこんな後悔をしています。

毎日毎日大変です。余裕なんてありません。

でも、音楽を通して、子どもと一緒に踊ったり、歌を歌ったり、体を動かしたり…

そうするだけで、私も心が温かくなり、子どもたちもニコニコ笑顔になります。

音楽って本当に魔法のようです。

当教室の未就学児コースは子育てに疲れている人ほど受講していただきたい内容です。

子どもたちの笑顔と一緒に、お父さん、お母さんの心も癒されるレッスンです。

ぜひたくさん触れ合って、たくさん笑って、お子さんと過ごす時間を楽しんでくださいね。