ピアノの習い事で、現代を生き抜く力が育つ?非認知能力が伸びるヒミツ

八王子市Sakiピアノ教室、飯沢です。

「非認知能力」ってご存じですか?

非認知能力とは、テストの点数のように数値では測れない「心の力」や「人間力」のこと。

  • 集中力
  • 自制心(がまん強さ)
  • 協調性
  • 感情のコントロール
  • 自己肯定感
  • 好奇心ややり抜く力

など。

こうした力は、AI時代を生き抜く「生きる力」とも言われ、幼児教育の世界でも注目が集まっています。

実はピアノの習い事は、ピアノの技術向上はもちろんのこと、このような非認知能力を高められる習い事です。

目次

なぜピアノの習い事で非認知能力が高められるの?

ピアノの習い事は、毎日の努力が必要な習い事です。

生活に大きな影響があります。

さらに、ピアノの習い事は常に大小さまざまな壁に立ち向かい、それを乗り越えていく習い事です。

技術はもちろん、心も育てていく習い事です。

集中力・注意力

ピアノレッスンでは、目・耳・指を同時に使うため、自然と集中力が求められます。

たとえば、楽譜を見ながら音を読み、指を動かし、さらに自分の音を聴いて確認する。

このようなマルチタスク的な動きは、子どもにとってかなり高度な作業です。

最初は1分も集中できなかった子が、少しずつ「曲の最後までがんばって弾く」ことができるようになるなど、目に見える成長が見られます。

また、先生の話を注意深く聞いて実践する力や、細かな音の変化に気づく感性も育まれます。

このようにピアノレッスンは、集中力と注意力を高める「仕掛け」がたくさん詰まった習いごと。

現代の子どもたちにとって、ゲームや動画のような受け身の刺激では得られない「能動的な集中力」が身につく貴重な場となります。す。

また、音楽は「聴覚的ワーキングメモリ」(音を一時的に記憶・処理する力)をきたえると言われています。

この聴覚的ワーキングメモリをきたえることは、将来英語やその他の語学学習に優位ともいわれています。

がまんする力(自己抑制)

ピアノの練習では、うまく弾けないことに何度もぶつかります。

常に大小さまざまではありますが、壁にぶつかりながら乗り越えていく習い事です。

そんなときに大切なのが、自分の感情をコントロールする力です。

「できないからやめる」のではなく、「できるようになるために、もう一度やってみる」という気持ちを育むには、がまんする力=自己抑制力が欠かせません。

また、レッスンでは

  • 先生の話を最後まで聞く
  • 新しいことに取り組む
  • レッスン時間、ほか事をせずに集中して取り組む

など、小さながまんの機会が随所にあります。

特に小さなお子さんにとって、この「待つ経験」は貴重です。

本人は無意識でも、「今は我慢の時間」と理解し、少しずつ行動に反映されていきます。

こうした積み重ねは、お勉強や集団生活でも役立つ“自分をコントロールする力”の土台になります。

やり抜く力(GRIT)

ピアノは、すぐに上手になる習いごとではありません。

最初は片手ずつ、ゆっくりと弾くことからスタートし、少しずつ難易度が上がっていきます。

そのなかで「できないことに挑戦し、続ける力」が身につくのが、ピアノレッスンの大きな魅力です。

たとえば、両手で弾くのが難しい…と感じても、先生と一緒に少しずつ練習を重ねるうちに、「できた!」という達成感に変わっていきます。

この乗り越える体験の積み重ねが、子どもの中に「努力は報われる」「がんばればできるようになる」という実感を育てます。

また、家での練習も自分で計画を立ててやりとげる練習になります。

ピアノは、まさにコツコツ続ける力を育てるトレーニング。

小さな挑戦を積み重ねながら、子どもたちは「やり抜く力=GRIT」を自分のものにしていきます。

自己肯定感

ピアノレッスンは、「できなかったことができるようになる」体験の宝庫です。

たとえば、最初は指一本で鍵盤を押すだけだった子が、数週間後には両手で簡単な曲を弾けるようになります。

その成長を先生と保護者の方がしっかり認め、褒めることで、子どもは「自分ってすごい」「ぼくにもできた!」という実感を持てるようになります。

また、ピアノには「答えが一つじゃない」という特徴があります。

同じ曲でも、人によって弾き方や表現が少しずつ違います。

だからこそ、そこに「自分らしさ」が現れ、それが受け入れられることで、子どもの自己肯定感はさらに育ちます。

「自分の音を大切にしてもらえた」「認めてもらえた」という体験は、自信となり、学校や家庭でも前向きな行動につながっていきます。

感情のコントロール

音楽は、言葉にできない気持ちを「音」で表現できる手段です。

そう、ピアノは手段なんです。

ピアノを通して、子どもたちは自然と「うれしい気持ち」「悲しい気持ち」「怒った気持ち」など、いろいろな感情を音にのせて表現する力を身につけていきます。

たとえば、やさしいメロディをやさしく弾くには、自分の心も落ち着いていなければなりません。

ピアノの練習や本番で緊張したり、失敗して悔しがったりする経験も、子どもにとっては大切な学びです。

先生と一緒にその気持ちを整理しながら、「どうしたら次はもっとよくなるか」を考えることで、感情のコントロール力が自然と身についていきます。

ピアノは、子どもが自分の心と向き合う時間を持てる貴重な習いごと。

内面を育てる音の時間が、情緒の安定にもつながっていきます。

社会性・協調性

ピアノは一見ひとりで行う習いごとのように思われがちですが、実は先生とのコミュニケーションがとても大切です。

ピアノの習い事は、保護者の方、園の先生以外の大人と1対1で接するのがはじめての経験になる子どもも多いです。

  • 先生の話を聞く
  • 質問に答える
  • 一緒に楽しくお話しをする

など、1対1で信頼関係を築く時間が、子どもの社会性を大きく育てます。

レッスンを通して、先生と一緒に音を合わせる中で、人と関わることの楽しさを体感できるのも、音楽ならではの魅力です。

ピアノを通して、音だけでなく「心のキャッチボール」ができるようになるのです。

音楽は「脳の全領域」を刺激する

研究でも、ピアノの習い事は

  • 前頭前野(思考・計画)
  • 小脳(運動)
  • 側頭葉(聴覚)

など、脳のさまざまな部位を使うことが分かっているようです。

つまり、音楽は「脳をフル活用する遊び」であり、その中で自然に非認知能力が鍛えられていくのです。

そんな習い事、あまりないような気がします。

ピアノレッスンというと、

  • 音感をよくしたい
  • 楽譜が読めるようになってほしい

といった目に見える力を期待される方が多いかもしれません。

もちろん、それも技術として学んでいきます。

でも実は、ピアノの習い事には、

  • 集中力
  • 自己コントロール力
  • 粘り強さ
  • 自己肯定感
  • 感情のコントロール
  • 社会性

といった目に見えない力=非認知能力

がたくさん育まれています。

これらの力は、将来お子さんがどんな道に進んでも、大きな支えになります。

テストの点数では測れないけれど、人としての土台となる大切な力です。

音楽の力で心を育てる

…ピアノレッスンは、そんな願いを込められる習いごとです。

今、「何か習いごとを始めさせたいな」「子どもの力を伸ばしてあげたいな」と思っている方は、ぜひピアノの世界をのぞいてみませんか?

きっと、お子さんの中にあるたくさんの「伸びしろ」を感じていただけるはずです。

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