“正解”より“感じる心”を育てよう~ピアノレッスンの前に~
八王子市Sakiピアノ教室、飯沢です。
近年、「非認知能力」の重要性が注目されるようになってきました。
これは、IQやテストの点数のように数値化できる力ではなく、たとえば「やりぬく力」「自己肯定感」「他者との協調性」など、人として生きる土台となる力のことを指します。
その中でも、特に幼児期に大切にしたいのが
「感じたことを自分の言葉にする力=感性」です。
音を聴いて「なんか悲しそう」「楽しくなってきた」と思える心、その感じ方に“正解”はありません。
けれど、この“心の動き”こそが、子どもの創造力や表現力の芽になります。
「ピアノを始めるのは、ドレミが読めるようになってから」
「鍵盤を正しく弾けるようになってから」
そんなふうに考える方も多いかもしれません。
でも実はその前に、もっと大切な“準備”があるのです。

今日は、当教室で実践している2〜4歳向け「プレピアノレッスン」の中で育まれる“感性”の大切さと、その育て方についてお話しします。
感性は「育てられる力」
感性というと、もともと持って生まれたセンスのように感じるかもしれません。
けれど実際は、環境や関わり方によって育まれていく力です。
たとえば、音を聴いて「どんなふうに感じた?」と問いかけられる経験。
そして、その感じたことを「うんうん、そうだね」と受け止められる経験。
こうした小さな積み重ねが、子どもの心の中に
「感じていい」
「言っていい」
「自分でいいんだ」
という自己肯定感と共に、感性の土台をつくっていきます。
「正解」より「あなたの感じ方」でOKな場所
当教室のプレピアノレッスンでは、まず「音を感じること」から始めます。
たとえば、レッスンを継続して半年たったころ、4歳の女の子が、おうちでママとピアノで活動をしているときにこんなことを言いました。
「この音、えんえんしてる音だね。」
「これはくやしい音」
大人はピアノを前にすると、音の名前や、いろんなことを教えたくなるかもしれません。
でもその瞬間、「感じたことを表現したい!」という芽を摘んでしまうこともあるのです。
ここでは、「その感じ方、すてきだね」と受け止めます。
それこそが、感性が育つ土壌になります。
「もう1回!」が、感性の育ちのサイン
教具やカリキュラムはすべて、子どもが「やってみたい!」と思えるように設計されています。
だから、子どもたちの口ぐせは「もう1回!」。
何度も繰り返すうちに、音の高低や音列、指の動かし方など自然と音楽の基礎感覚が育っていくのです。
これは、「やらされる」ではなく「やりたくてやっている」からこそ。
心が動いているからこそ、学びが深く、確かなものになります。

イヤイヤ期の子が笑顔で取り組む理由
「最近イヤイヤがひどくて…」
というママもよくいらっしゃいます。
でも、当教室のプレピアノレッスンではそんな子も不思議と笑顔になることが多いのです。
理由は簡単。
“自分のペースでいい”空気と、“ママと一緒”の安心感があるから。
目の前、楽しそうな教具に心を動かされ、一緒にお歌を歌いながら、ピアノの音を鳴らし、ママと目が合って、笑顔がこぼれる。
そんな“感性のスイッチ”が自然と入るように設計されています。
感性が未来の「表現力」になる
音楽の学びは、決して技術だけではありません。
「自分はこう感じた」
「こんな音にしたい」
と思える感性があるからこそ、音楽が生きたものになります。
感性が豊かな子は、将来、ピアノ演奏だけでなく絵を描いたり、お話をつくったり、対話する力も豊かになります。
“感じる力”は、“生きる力”に直結するのです。
“教える”より、“感じる”を大切にしたい方へ
「ちゃんと教えなきゃ」
「できるようにしてあげなきゃ」
子どもと向き合う中で、そんなプレッシャーを感じたことはありませんか?
でも、2〜4歳の子どもたちにとって大切なのは、「できたかどうか」より、「どんなふうに感じたか」という心の動き。
音を聴いてワクワクしたり、
なんとなく切なくなったり、
自分の言葉で表現してみたくなったり。
そんな“感じる”体験を重ねることで、子どもの感性は豊かに育ち、それがやがて、音楽の理解力や自己表現へとつながっていきます。
プレピアノレッスンは、知識を詰め込む場所ではなく、その子だけの「感じた世界」を大切に育てる場所。
もしあなたが、
「わが子の感じ方を大切にしたい」
「“できた”より“心が動く瞬間”を見たい」
そんなふうに思われているなら、きっと当教室のプレピアノレッスンはぴったりです。
小さな「感じた!」の積み重ねが、未来の大きな力になります。
ぜひ、体験レッスンでその一歩を感じてみてくださいね。
親子ではぐくむプレピアノ【つむぎコース】は
- 八王子市緑町教室
- 八王子市みつい台教室
- オンライン動画レッスン
を展開しています。
教えない!感覚で学べる特製教具、カリキュラムを使い、親子での音楽時間を楽しめるレッスンです。
お子さまの「今」に寄りそい、幼児期だからこそ育てられる力を引き出していきます。
お子さまに「楽しい!」からピアノの世界を見せてあげませんか?
