ピアノの練習が好きになるカギは「譜読み」にあり
八王子市Sakiピアノ教室、飯沢です。
ピアノを習って半年から1年ほどたつと、「譜読みの壁」が出てきます。
今まで、なんとなく進められていても、音が増えてくると…
あれ?何の音か分からない?
どんどん躓き、全く進まない…
そんな状態が起こります。
音符がスラスラ読めないと、なかなか先に進めない。
時間をかけても成果が見えにくい。
結果として「練習=つらいもの」になってしまうのです。
でも逆に言えば、譜読みができるようになれば、ピアノは一気に楽しくなるのです。
譜読みを「感覚で覚える時代」から「仕組みで身につける時代」へ
数年前までは、私自身も「曲をたくさん弾いていれば自然と音符は覚えられる」と思っていました。
確かに、時間をかけて弾き込める子どもたちにはその方法も合っていました。
しかし今は、学校・習い事・家庭の予定…
どの子もとても忙しい。
そして共働きの家庭も増え、子どものピアノに付き合える時間が少なくなっているのも現状です。
こなせる曲の数は限られています。
すると当然、音符に触れる量も減り、譜読み力がなかなか育たない。
結果、
- 進度が思うように進まない
- いつまでたっても保護者が横についてサポートしないと練習できない
- 「やりたい曲が弾けない」気持ちが溜まっていく
こうした問題が、起きているのではないでしょうか。
譜読み強化カリキュラムを作った理由
そこで、私は譜読みそのものを楽しくトレーニングできる仕組みを作ろうと思いました。

曲をこなす量が減っても、譜読みの基礎力をしっかり育てられるように。
そして、ご家庭での負担が少しでも減るように、なるべくレッスン内で完結するように。
- 子どもが「読める!」と自分で実感できる
- 保護者が「練習を見ていなくても安心」と思える
- 講師が「もっと曲の表現に時間を使える」と感じられる
そんな環境を目指して、「譜読み強化カリキュラム」を作っています。
すでに、自分の中で、ざっくりとしたカリキュラムができていた、音符カードから順に、体系化したものを目指しています。
音符カードのカリキュラムについては、一般公開していますので、気になる方はご覧ください。


譜読み嫌いをなくせば、ピアノがもっと楽しくなる
譜読みは「ただの記号の暗号解読」ではありません。
「楽譜を見て、自分で音楽を生み出せる魔法の道具」なんです。
このカリキュラムを通して、子どもたちが譜読みを苦手とせず、「自分で楽譜を読んで、好きな曲を弾ける!」という自信を持てる。
それが、ピアノを長く続けられる一番の力になると信じています。
教室の内外で役立つ学びに
私の願いは、この譜読みカリキュラムが自分の教室だけにとどまらず、広く役立ってほしいということです。
- 保護者の方が家庭で子どもをサポートする時に
- 講師の先生がレッスンに取り入れる時に
- そして子ども自身が「音符は怖くない!」と思えるように
譜読みへの悩みを減らすことで、もっと多くの人が「音楽って楽しい!」と感じられるようになる。
そんな未来を描いています。
ピアノを好きになるカギは、実は「練習量」だけではなく「譜読み力」。
譜読みができるようになると、練習はもっとラクに、そして楽しくなります。
これからも、譜読み嫌いをなくすための取り組みを進めていきますので、ぜひご期待ください。