「逆算思考」目標に向かっての効率的な計画の立て方。

「逆算思考」とは、目標の到達点(ゴール)を決め、そこで目標達成するために今何をするべきかを逆算して計画を立てていく思考です。
その反対が、多くの人が実践している「積み上げ思考」
今できることを実践し目標を達成する方法です。

より効率的に短期間で確実に達成できるのが「逆算思考」です。

ピアノの練習にどのようにこの思考を取り入れていくか、一例をご紹介します。
ピアノだけでは無く、勉強やビジネスなどにもこの思考は使えます。

日常の練習でも取り入れられますが、発表会やコンクールなど期限が決まっている場合にとても有効的な方法です。

ピアノにおける逆算思考。具体的な4つの工程。

まずは逆算思考の取り入れ方の例をご紹介します。
私の普段の練習でも実践している方法です。
教室の生徒にも発表会前にはこの方法を取り入れてもらっています。

一般的な考え方→ピアノにおける考え方の順で説明します。

  • 目標の到達点(ゴール)の期日、内容を決定する
  • 到達点から逆算していつまでに何をするべきか計画を立てる
  • 今するべきことをタスク化して管理
  • その都度目標に無理がないか見直しながら進める

→ピアノにおいての考え方

  • 発表会、コンクールなど、仕上げる必要のある本番の予定を確認する
  • 本番にむけていつまでに暗譜、譜読みをするか計画を立てる
  • 毎日の練習で今できることを短期目標を作って達成していく
  • 本番まで余裕を持って計画が組めているか見直しながら進める

逆算して譜読み、暗譜の計画を立てる

生徒に発表会などの本番前にまずやってもらっているのが本番から逆算して、いつまでに譜読み、暗譜を完成させていたら余裕を持って本番に挑めるかを考えてもらいます。

なぜ譜読み、暗譜なのかと言うと、生徒が自身で「出来た、出来ていない」がしっかりと判断が出来るからです。
分かりやすい項目を選び、まずはそこから計画を立てていってもらいます。

大人の場合はもっと細かい項目を思いつく限りメモし、計画を立てていくことも出来ますが、子供はあまり細かいものは計画を立てていくのが難しく、まず自分で思いつきません。

更に短い期間での1回目標を立てる。そして日々の目標を立てて練習する。

譜読みや暗譜などの大まかな計画を立てられたら、今度はもっと短い期間での目標を立てていきます。
この工程は苦手な子供がたくさんなので、レッスン毎に先生からの指示があると目標が立てやすいと思います。
短い期間の目安はレッスンごとが良いかと思います。

まずは「レッスンで指導されたところを直すこと」を1週間(次のレッスンまで)の目標に決めましょう。

その目標が決まったら今度は日々の目標。
レッスンで直される場所はた~くさんあると思います。
1日の練習ですべてを気を付け、すべてを直すことは、出来ればもちろん良いですが、ほとんどの生徒が出来ないと思います。
私が生徒たちに伝えているのが「細かい目標を立てる。それが達成できるまで練習する。」ということです。

例)この場所の指使いを直す、この弾きにくい小節をすらすら弾けるようにする、このフレーズの表現を納得できるものにする、など

日々の練習で小さなことでも目標が達成できると、成功の積み重ねになり生徒は自信になります。
ピアノの本番や、その他の緊張する発表の場はこの「成功の積み重ね」がとても大切になってきます。

自分で目標を立てるのが苦手な子は、レッスンで指導された部分の1つを日々の練習で1つずつ直していきましょう。
その目標に対する練習方法はきっと先生から教えてもらっているはず。
もしくはすでに知識としてある方法で応用できるはず。

レッスンで毎回同じことを言われていませんか?
レッスンで毎回同じことを言われるということはそこが直っていない、必ず直さなければいけない部分です。
毎回レッスンで同じことを言われるのはとっても無駄。とってももったいないです。

練習方法ももちろん大切ですが、日々の目標を立てる練習で改善していきましょう。

逆算思考、積み上げ思考どちらも必要

逆算思考の計画を立てられる人は、積み上げ思考の人に比べ、より長いスパンで、より目標の幅が広がります。

しかし期間を決め、ストイックに取り組む必要があるため、しんどくなってくる時があります。
タスク化するので「やらなければいけないこと」で支配されてしまうので、やることがたくさんある人には厳しいかもしれません。

一方、積み上げ思考は「今できることをしながら目標を達成していく」ので自分のペースで進めることが出来ます。

日々の生活では積み上げ思考での計画の立て方、大事な時には逆算思考での計画の立て方、などという風に使い分けていくのもいいかもしれません。

是非「逆算思考での計画の立て方」を身に付け、いろいろな場面で役立ててみてください。

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