数えることに興味を持った2歳の娘。
暗唱ができても、数の概念がわからない子も多いと言います。
- 実際の物の数や重さ
- 数字の理解(1、2、3…)
- 数えられる(いち、に、さん…)
この3つがしっかりと一致し、理解ができているかが大切です。
ワークやドリルの座学ばかりやっていても身につきません。
「数ってどんなもの?」
「数字が大きくなると何が変わるの?」
そんなことも一緒に教えていけたらいいな、と思い、簡単に教具を作ってみました。
「あるもの」と一緒に使えるサイズにしています。
こだわりをご紹介します。
数シートはこんな教具。
今回の教材は、ペットボトルの蓋と一緒に使えるサイズにしています。
丸が直径3㎝。
3㎝の丸シールやマグネットなどでも活動ができます。
ご紹介動画はこちら。
1~5までの数字にそれぞれに対応した黒丸があります。
使い方は単純明快で、その黒丸にペットボトルの蓋を置いていくだけなのですが…
この単純さが2歳の娘には分かりやすかったようです。
幼児には過度な情報は必要ではなく、1つのことに集中できる環境が必要です。
同じ教具や材料を使ってスモールステップで別の活動をしていきます。
ペットボトルの蓋にしたわけ
1.5㎝の丸シールサイズだと、10の数字までできそう…
だけどどうしてペットボトルの蓋サイズにしたのかといいますと、「物質」として体積を感じやすいからです。
積み木などでは規格もそれぞれ異なりますが、ペットボトルの蓋であればだれのおうちにもあるのではないでしょうか?
それが大きな理由です。
シールを1~5個貼っていくのでも活動としては十分なのですが、「どんな体積?大きさ?量は?」という部分がなかなか感じにくいです。
ペットボトルの蓋1つと、5つとでは明らかに違いがあります。
目で見て、手で触って、感じる体験をしてもらえるように、このサイズ感にしました。
ペットボトルの蓋は子どもの小さな手にフィットし、つかむことができます。
3㎝というこだわりは幼児の成長過程を考えたうえで生まれたサイズです。
例えばこんな使い方も!
このデータをベースにして、ペットボトルの蓋をさかさまに貼り付けます。
中に100均などで手に入る手芸用のポンポンを入れていくのも良いと思います。
ピンセットなどを使えば指先の練習にもなります。
さかさまにした蓋の中に丸シールで色分けしておくこともできます。
また、秋にはどんぐりなどの季節のものを入れるのもいいと思います。
そう、使う人のアイディアによって、いろんな使い方ができます。
そのためスモールステップで進めていくことができるのです。
ペットボトルの蓋に数字を書いてあげることでより明確に
はじめはただのペットボトルの蓋を置いていたのですが、ふと「蓋にも目印があればマッチングもできるな」と思い、蓋にも数字を書いてみました。
まさに2歳の娘にヒット!
私がレッスン中にこの教具をそれとなく置いていたら、なにも教えていないのに勝手に並べ始めていました。
数字を書くのも、たくさんに書くのではなくその数字の数だけ分にした方がよいと思います。
「1は1つしかないな、5は5つもあるな」が分かります。
活動が自然にできるようになったら今度は意識的に数字を見て、読む練習。
「1は1つしかないね。5はいっぱいあるね。いくつあるか数えてみようか?」と改めて声掛けしてあげます。
その数の概念が理解できたら、複数のものから選んでおいていく作業に移る方が子どもにとっては分かりやすいかと思います。
ダウンロードはこちら
数シートはこちらからダウンロードいただけます。
色はピンクと青の2種類準備しました。
ほかでの2次配布や販売は固くお断りいたします。
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