全国、海外各地よりご受講いただいている
2歳からの親子ではぐくむプレピアノ【つむぎコース】。
今でこそ、楽しく、小さいお子さまのレッスンをさせていただいていますが、実はもともと小さい子のレッスンは苦手でした。
大人になるまで、あまり小さい子どもと接点がなかった私。
いとこもおらず、遊ぶとしても同級生か、年の近い子か。
そんな環境で大人になりました。
ピアノ教室をしだして、初めて指導したのが、なんと3歳の女の子。
今では当たり前のように分かりますが、会話もままならない、ひらがなも分からない、数字も伝わらない。
「あぁ。どうやってレッスンしたらいいのか分からない…」
そんな状態でした。
そこから、リトミックを学び、小さい子の特徴を学び、モンテッソーリを学び、子育てをしました。
我が子を毎日観察し、何ができて何ができないのか研究し、ようやく「教えない」レッスンにたどり着きました。
小さい子に「教えない」でレッスンするには?
今、行っている【つむぎコース】のレッスン。
「教える」ことはしませんが、子どもたちはいろんなことを学んでいきます。
- 音の名前
- 音の並び
- 鍵盤の並び
- 「ド」の位置
- 4分音符、2分音符のちがい
- 黒鍵の2こ3こ
- 5線上の音符
書ききれませんが、カリキュラムを進めるにつれ、自分で理解し、覚えていきます。
教えていないのに、です。
ではどうして、こんなことを理解していくのかというと、独自の教具に秘密があります。
こちらの教具は子どもたちが感覚で使えるように作っています。
2歳前後のお子さまの発達を研究しました。
- これは無理なく理解できる
- この動きは無理なくできる
子どもが今までに経験してきている、その先にある教具。
経験の点と点をつないでいけば、大きな成長になります。
未就学児のお子さまは、5歳前後まで、成長に個人差があります。
子どもの「わからない、できない」はその前にしておくべき経験が足りていないからだと思っています。
これらの教具、そして、アプローチを工夫していくことで、子どもが無理なくとりくめるのです。
難しいことはしなくても子どもは理解できます。
- この模様見たことある!
- これとこれ、色が一緒だ!
こんなちょっとした気づきに大人が反応し、子どもが興味をもった瞬間が大切です。
この瞬間は、脳はスポンジのように、吸収できる状態なので、子どもが気になったことを、伝えていきます。
そうすることで、子どもの中にちりばめられていた点が、線となり、知識となっていきます。
教えるのは、聴く(聞く)土台ができてから
小さい子のレッスンが苦手だったころ、まだ聞く土台ができていない子どもに、一生懸命教えていました。
もちろん、子どもは、それどころじゃなく、いろんなことが気になって仕方がない。
先生の声は聞こえてるけど、頭には入っていないような状態です。
いくら一生懸命教えたところで、子どもは理解しません。
- 話を聞く
- 音を聴く
これは、訓練しておけば、小さい子でもできるかもしれませんが…
自由な発想を取り上げてしまっているかもしれません。
この自由な発想はのちの
- 音楽性
- 自主性
にもつながっていきますので、大切にしたいものです。
では、子どもの自由な発想を大切にしながら、聴く(聞く)ことができるようになるにはどうすればよいのでしょうか?
それは単純に、子どもの成長を待てばよいと思っています。
それまで、子どもが自分で気が付けるレッスンをしながら、少しずつ聴く(聞く)活動を増やすこと。
土台がしっかり出来上がると、こちらの指導の内容も伝わりやすくなります。
先生や親の都合で無理やり進めない
幼児期の子どもにとって、とても大切になってくるのが、大人主導で進めすぎない、ということです。
これをしっかり守っていくことで生徒さん、保護者の方、先生にとって、大きなストレスなく、円滑にレッスンが進められます。
かといって子ども主導だけでもいけません。
大人が目的をもって活動を提示し、子どもに自由にさせる環境が大切です。
そのようなレッスンにご興味がある方は、当教室へお問い合わせください。
親子ではぐくむプレピアノ【つむぎコース】では、ご家庭で、親子で楽しく、ピアノの基本を学ぶことができます。
親子ではぐくむプレピアノ【つむぎコース】は
- 八王子市緑町教室
- 八王子市みつい台教室
- オンライン動画レッスン
を展開しています。
お子さまの「今」に寄りそい、幼児期だからこそ育てられる力を引き出していきます。
おうちでおうちの方と取り組めるカリキュラムです。