八王子市Sakiピアノ教室、飯沢です。
ピアノの甲子園ともいわれている、ピティナ、ピアノコンペティション。
今回、年長Aちゃん(飯沢の長女)が挑戦しています。
先週12日、八王子地区の予選大会がありました。
本番まで紆余曲折ありましたが、本番でとてもよい集中の中、力を出し切れた演奏ができ、選出ライン8.3のなか、良い点数をいただけ、無事に本選に進むことができました。

コンペティションは、若手の登竜門ともいわれ日本でも難しいと言われているコンクールの1つです。
4つの時代から、課題曲各1曲ずつ選曲し、計4曲。
予選では近現代1曲+1曲、本選ではその他2曲という選曲になります。
予選から本選までわずか17日しかなく、まだまだ気は抜けませんが、気を引き締めなおして頑張ってもらいたいものです。
コンクールは「特別」な子のためにあるの?
お教室で、コンクールなどへの挑戦は、こちらからお声掛けすることもありますし、生徒さんの方から相談いただくこともあります。
コンクールの昨今ではいろんな種類があり、初心者の人から、年齢問わず参加できるものもあります。
コンクールって特別な子だけ出られるものなの?
と聞かれると、Yesでもあるし、Noでもあります。
おそらく「特別」という解釈が人によって違うから。
「親子で本気で取り組める覚悟があるなら、だれでも参加できる」
そう思っています。
長女も、1日も欠かさず、練習を行ってきました。
飛行機での移動があったり、高熱がある日はできませんでしたが、それ以外は毎日練習を行ってきました。
まずは、ここがボーダーライン。
そして次のラインは「どのような練習ができているか」という質の問題になってきます。
次に、質の良い練習時間の量ですかね。
特別な日以外は練習が習慣化できていることは前提となってくることは確かですが、受賞云々ではなく、コンクールで何を学んでもらいたいか、を重視してもらえるとありがたいです。

コンクールに出るということは、1つの物事から逃げずに挑戦できる強い心が必要です。
今回の長女の挑戦をみて思ったことは…ある程度の年齢まで、子どもより、親の覚悟が試されると思います。
親が何度もくじけ、逃げたくなるんです(笑)
子どもに聞くと「頑張る!」「出る!」一択ですから、親の心をしっかりと持つ必要があります。
そして、結果は後からついてくるもの。
毎日練習できたとしても、内容が伴っていないと結果もついてきません。
内容がよい練習ができていても、他の子より圧倒的に量が足りていなかったら結果もついてきません。
そして、すべてを一生懸命行っても、本番のたった1回で力が発揮できなければ、結果もついてきません。
そう、結果を追うと、とても過酷で残酷な世界なんです。
でもその時に、「よくやった!頑張ったよ!えらい!」そう素直に親子で思えるためには、後悔なく努力し、最後まであきらめずに走りきった人のみです。
親子とものにとても成長できるものです。
幼少期からこの経験ができるのは他の習い事ではあまりないかもしれません。

さて、長女とのコンペ挑戦への旅はまだ残されていますので、本人が本番に力を出し切れるように、親として、先生として、支えていきたいと思います。