ピアノを弾く筋肉はどこにあるでしょうか?
- 音がまとまらない
- 締まりのない音楽になってしまう
- 鍵盤を押し込んでしまう
- 腕がガチガチに固まってしまう
- つかむ感覚が分からない
こんなお悩みがある方は一度見直してみてください。
ピアノを弾く筋肉、指を動かす筋肉は指ではありません。
指を動かす筋肉はどこについてるの?「つかむ」ってなに?
ピアノは指で弾きますよね。(鍵盤は指で押さえます)
なので当然のように、指の筋肉で弾いていると多くの人が思っていると思います。
でも指にはほとんど筋肉がありません。
まず、ピアノはどこの筋肉を使って弾いているかからご紹介していきます。
ピアノを弾くときの姿勢は?
まず、指だけで弾くわけではありません。
ピアノを弾くときの姿勢はどんな姿勢でしょう…
![](https://sakipiano-rythmique.com/wp-content/uploads/2021/03/wp-16154391435064629272782185767960-300x200.jpg)
椅子に座って弾きますよね。
でも足が下に届かない時は足台を使います。
なぜ足台が必要なのでしょう?
簡潔にご説明すると、足で体重を支える必要があるからです。
お尻で上半身を支えて、足はぶらんぶらん…でいいのではありません。
これはピアノと体の位置関係(前傾姿勢)、体の重さを自在に使って弾くということに関係しています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
![](https://sakipiano-rythmique.com/wp-content/uploads/2021/03/wp-16156110625644132189030598908674-300x169.png)
全身が支えられる位置に足を置く必要があります。
体のちいさな子供には「すぐに立ち上がれる位置」と説明しています。
そう、全身を使って弾く必要があるのです。
なのでお家での練習の際にも足台はご準備ください。
足台がないと、重さが後ろにいってしまい、無理に重みを動かすと手首に負担がかかってしまいます。
指を動かしている筋肉はどこ?
全身で弾くのは分かっていただけたと思いますが、では実際指を動かしている筋肉とはどこなのでしょうか?
つかんで弾くためにはどこの筋肉を意識する必要があるのでしょうか?
それは手のひらです。
手のひらの筋肉を意識することで、つかむ音が分かるようになります。
もちろん腕の筋肉も連動で動きます。
腕の筋肉が動くということは肩や背中、そしてお腹の筋肉まで連動して動きます。
まずはつかむ筋肉、手のひらの筋肉を意識してみましょう。
手のひらの筋肉を意識する具体的な方法
つかむ動きは実際にものをつかんでみてください。
![](https://sakipiano-rythmique.com/wp-content/uploads/2021/03/wp-1614776547019289686460789682398-300x300.png)
こんな感じですね。
つかむ…というより「指先で支えて引き上げる」イメージです。
これはボールを使っていますが、指先で支えられるものならなんでも構いません。
マグカップやペットボトルの底など。
この時に、普段何気なく行っている動きなのでしっかり筋肉を意識して行います。
ピアノを弾くときの動きって、意外に普段無意識に行っている動きが多いんです。
しかしそれをピアノに生かすなら、動きに気づいて、体の動きや筋肉の動きを観察していく必要があります。
つかむ動きを動画にもしてみました。
手のひらの筋肉を意識して、指で支える
冒頭に挙げたこちらの悩み
- 音がまとまらない
- 締まりのない音楽になってしまう
- 鍵盤を押し込んでしまう
- 腕がガチガチに固まってしまう
- つかむ感覚が分からない
これらは手のひらの筋肉を意識していくと変わっていきます。
鍵盤を指で押さえ込もうとせず、体の重さを手の関節で支える感覚です。
つかむ音が必要な時には手のひらの筋肉を意識して出すように癖づけていきましょう。
- 和音を弾くとき
- 重厚な音がほしいとき
- まとまりのある音楽にしたいとき
など、どんなに細かな動きの時にも、大きな動きの時にも筋肉を意識していくことが大切です。
感覚がつかめたら意識せずにできるようになります。
手のひらの筋肉が使えた弾き方であれば音色が全然違います。
なのでそれに気づける耳を育てることも大切です。
ぜひ今日の練習から試してみてくださいね。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ▶ピアノを弾く筋肉はどこ?音が不安定な人は考え方を変えよう。▶折り紙でカエルを作ってみよう!指でつかむ感覚を身に付ける。▶ピアノを弾くときには肩甲骨から水を流そう。正しい姿勢、支えられる手、脱力。 […]